防音工事の内容

住宅防音工事の助成を受けるためには、国の定めた基準に従って防音工事を行う必要があります。

住宅防音工事の工法

工法区分80w以上 第1工法

image
施工部位施工内容
屋根在来のまま
在来壁を撤去し、防音壁に改造
天井在来天井を撤去し、防音天井に改造
原則として在来のまま
外部建具防音サッシの取り付け
内部建具木製防音建具の取り付け
(防音扉、防音ふすま及び防音ガラス戸)の取り付け
空調機器換気扇及び冷暖房機器の設置
※ 冷暖房機器については、設置台数に制限があります。
なお、防音工事を希望する部屋に、既に冷暖房機器が
設置されている場合は、原則として、設置されません。

工法区分75w ~ 80w未満 第2工法

image
施工部位施工内容
屋根在来のまま
原則として在来のまま
天井原則として在来のまま
原則として在来のまま
外部建具防音サッシの取り付け
内部建具木製防音建具の取り付け
(防音扉、防音ふすま及び防音ガラス戸)の取り付け
空調機器換気扇及び冷暖房機器の設置
※ 冷暖房機器については、設置台数に制限があります。
なお、防音工事を希望する部屋に、既に冷暖房機器が
設置されている場合は、原則として、設置されません。

■壁
直接外部に面している部分は、内側より撤去し、胴縁+吸音材+遮音材(石膏ボード厚9.5㎜)+仕上材となります。または、外側より撤去し、胴縁(90W以上の区域は、軟質遮音シート厚1.2㎜・面密度2.0㎏/㎡)+吸音材+遮音材(石膏ボード厚9㎜)+仕上材となります。なお、直接外部に面していない部分は防音工事を行わず、施工部分の仕上げ材と同じ色合わせを実施します。

■天井
和室6帖及び押入部分も含んで撤去し、野縁+遮音材(石膏ボード厚9.5㎜)(90W以上の区域は、鉛板貼石膏ボード厚9.8㎜)+吸音材+野縁+遮音材(石膏ボード厚9.5㎜)+仕上材(二重天井)となります。ただし、二階部分があるときは、和室6帖及び押入部分も含んで撤去し、野縁+吸音材+遮音材(石膏ボード厚9.5㎜)+仕上材(一重天井)となります。

■床
原則として在来のままです。ただし、防音上の問題となり得る亀裂や隙間等がある場合は、補修工事を実施します。

■外部建具
現在取付けられているサッシ等は、一般住宅用であるため、防音サッシ(水密・気密性のある引寄機構(6点締り)のあるサッシ)に取り替えます。 また、網戸、雨戸、戸袋、ぬれ縁等は防音サッシに併せて新しいものに取替えます。戸袋が木製の場合はアルミ製の一体のものに変更する場合がほとんどです。 

■内部建具
ガラス戸・開き戸・襖・戸襖等防音効果のある建具に取替えます。内部に吸音材を入れ、気密保持のため建具周囲に稙毛ゴムパッキングを取付けます。障子およびガラス戸は厚めのガラス(3mm以上)が入ります。

■空調機器
防音工事の施工によって室が密室になることから、温度保持及び換気という観点から、原則として既存に空調機が設置されていない場合に設置します。設置台数は、新規、追加併せて4台までに制限されます。機器は居室の広さに合わせたものが設置されます。●6畳までHP-1(冷房2.2KW/暖房2.5KW) ●8畳までHP-2 (冷房2.5KW/暖房3.0KW) ●10畳までHP-3(冷房2.8KW/暖房3.6KW) なお、10畳を越える居室の場合は、負荷計算によってHP-3またはHP-4を設置することが出来ます。

■換気扇
防音工事が施工された部屋には各室に一台づつ壁掛型の空調換気扇を取付します。壁掛型の換気扇の取付けが難しい場合は天井扇の取付けが認められます。

■レンジフード
D.K 、L.D.Kには通常の換気扇のほかにレンジフードの取付けが必要です。一般的にW600の深型レンジフードに取替えます。W750、W900のものもありますが、現況と異なる場合は差額の負担が生じます。状況で浅型レンジフードを取付ける場合は別に給気装置が必要となります。

■電気関係
冷暖房器は既存に専用回路が無いものは、専用回路を新設します。換気扇回路は既存の電灯コンセント回路を延長します。なお、契約アンペアをエアコン1台につき10A上げることが出来ます。必要に応じて、幹線の張替え、分電盤の交換も行われます。天井工事をする場合の照明器具は既存のものを復旧します。

■壁
空調機器を取り付ける壁は内側から撤去して、下地から仕上げをやり直します。外部に面する壁が内外どちらも乾式仕上の場合は、石膏ボード9.5を遮音材として入れます。

■天井
原則として在来のままです。ただし、防音上の問題となり得る亀裂や隙間等がある場合は、補修工事を実施します。

■床
原則として在来のままです。ただし、防音上の問題となり得る亀裂や隙間等がある場合は、補修工事を実施します。

■外部建具
現在取付けられているサッシ等は、一般住宅用であるため、防音サッシ(水密・気密性のある引寄機構(6点締り)のあるサッシ)に取り替えます。 また、網戸、雨戸、戸袋、ぬれ縁等は防音サッシに併せて新しいものに取替えます。戸袋が木製の場合はアルミ製の一体のものに変更する場合がほとんどです。

■内部建具
ガラス戸・開き戸・襖・戸襖等防音効果のある建具に取替えます。内部に吸音材を入れ、気密保持のため建具周囲に稙毛ゴムパッキングを取付けます。障子およびガラス戸は厚めのガラス(3mm以上)が入ります。

■空調機器
設置台数は、新規、追加工事を併せて2台までとし、新規工事では1台となります。

■電気関係
第1工法の場合と同じです。

防音工事の基礎知識

防音工事の必要性

音が原因で近隣とトラブルになったり、騒音に悩まされるといったケースが非常に多くなっています。このような音トラブルを未然に防ぎ、安心して趣味を楽しんだり日常の生活を営むためには、防音対策が必要です。

防音材の種類

防音材には、遮音材、吸音材、防振材の3種類があります。防音効果を高めるためには、1種類だけでなく3種類すべてを組み合わせる必要があります。

防音工事の区分

住宅の防音工事では、国の定めた基準によって、初めて住宅防音工事を行う場合と、過去に住宅防音工事を行っている場合とに分けられています。

防音工事の助成金

国が指定する防音対象区域内(飛行場、演習場などの周辺区域)に所在する住宅を対象に、航空機の離着陸時の騒音防止や軽減を目的に、国が行っている助成制度です。

防音工事の内容

住宅防音工事の助成を受けるためには、国の定めた基準に従って防音工事を行う必要があります。

遮音性能について

防音工事を行う際に、どの程度の遮音性能が必要かを判断する基準として、JISが定めた遮音性能(防音性能)の評価方法というものがあります。

防音工事のポイント

防音工事を行う上で大切なことは、希望する遮音レベルや生活スタイルを具体的に考え、施工業者と緊密なコミュニケーションをはかることです。

集合住宅の防音工事

マンションやアパートなどの集合住宅は、戸建の場合に比べると、建物の構造上どうしても音が響きやすくなります。初めから防音仕様で建てられている場合を除き、防音工事や防音対策を考える必要があります。

部位別の防音工事

建物によっては、音漏れする箇所に対して部分的に防音対策を施すことで、かなりの防音効果を発揮する場合があります。防音工事で弱い箇所を部分的に強化することが出来れば、その分コストも抑えられます。

ピアノルームの防音工事

ピアノの音は非常に高音質であるため、わずかな隙間などから音が漏れやすいという特徴があります。近隣からの苦情が発生しやすい環境でピアノを弾く場合は、ピアノの防音対策を必ず施す必要があります。

オーディオルームやホームシアターの防音工事

大音量でオーディオを楽しみたい場合など、快適な音響空間を手に入れるためには、音を遮断することが最も重要な要素となります。目標の遮音性能を実現するには、最適な構造や工法で防音対策を行いましょう。

スタジオの防音工事

スタジオやライブハウスを作る場合に最も大切なポイントは、外部に迷惑をかけないこと、そして快適な音響空間を実現させることです。そのためには、防音工事業者によるきちんとした設計・施工が必要です。

工場の防音工事

工場では機械音などの騒音が発生します。近隣と円滑な関係を保つためにも、工場の騒音対策は非常に重要となります。特に大きい工場では天井の高さなども計算に入れる必要があります。

防音工事業者の選び方

防音工事は、非常に専門性の高い工事となります。それだけに、知識や経験の豊富な防音工事業者を選ぶことが重要となります。しかし、必ずしも防音工事によって完璧な防音が実現出来るとは限りません。

防音工事の費用

防音工事では、物件の状態や周辺環境の状況などで工事内容が決まります。そのため、防音工事の費用は見積りを依頼した業者が現場を調査した上で初めて決定します。
無料見積もり